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図書館ICタグの基礎知識 Q&A

◆用語編
Q.Y-1.「RFID」って何ですか?
Q.Y-2.エンコードって何ですか?


◆初めてのIC化
Q.F-1.ICタグを貼れば、資料バーコードを貼らなくても大丈夫ですか。
Q.F-2.中央館1館と地区館3館を持つ公共図書館です。中央館だけのIC化は可能ですか。
Q.F-3.ICタグの価格はいくらですか。


◆すでにIC導入済み
Q.A-1.現在日図協フォーマットで書き込んでいます。世界標準フォーマット(ISO28560)に変えていきたいのですが、両フォーマットを混在して利用することはできますか。
Q.A-2.現在UHF(960MHz)帯のICタグを使用しています。途中から13.56MHz帯に切り替えることはできますか。
Q.A-3.現在13.56MHz帯のICタグを使用しています。今後のICタグ調達は入札にしますが、同じ周波数帯のICタグならメーカーが異なっても使えますか。
Q.A-4.ゲートとリーダライタの製造メーカーが異なっても使用できますか。
Q.A-5.RFID機器が壊れ新機器を入れたところ、以前のように読み取れなくなりました。なぜですか。


Q.Y-1.「RFID」って何ですか?

図書館での利用に即して簡単に言うと、『本にICタグを貼りリーダライタでデータを識別・管理すること、その技術全般』 を指します。言葉の使い方では、ICタグそのものをRFIDと呼ぶことがあります。
  参考:RFIDって何?

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Q.Y-2.エンコードって何ですか?

購入したICタグにはまだ何も情報が書き込まれていないので、タグに資料の情報を書き込みます。これをエンコードといいます。
  参考:図書館ICタグ 購入・装備・エンコード

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Q1.ICタグを貼れば、資料バーコードを貼らなくても大丈夫ですか。

残念ながらICタグは強い衝撃や曲折で破損する可能性があります。
また、利用者が資料からICタグをはがして盗難防止ゲートを通り抜ける、という事態も考えられます。
ICタグが破損・剥離された場合、その資料の資料コードを識別するのに手間がかかります。
そのため、現状では資料バーコードとICタグの両方を装備するケースが一般的です。
例えば窓口貸出のとき、リーダライタ上で資料を読み込めないときはバーコードリーダで資料バーコードを読み込み貸出処理を完了させる、という形態が取られています。

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Q2.中央館1館と地区館3館を持つ公共図書館です。中央館だけのIC化は可能ですか。

可能です。実際にまず中央館、その後数年単位で全館のIC化を行うという実例は多くあります。
例えば中央館のみIC化する場合、中央館の所蔵資料には資料バーコードとICタグの両方が装備されており、窓口にはICリーダライタとバーコードリーダが設置されます。
地区館の所蔵資料には、資料バーコードのみが装備されており、地区館窓口にはICリーダライタがありません。
中央館窓口で貸出処理する時、まずはICリーダライタで貸出処理を行い、読み込まなかった資料をバーコードリーダで処理します。
地区館窓口では、中央館資料を含め全ての資料をバーコード走査により実行します。
資料コードを読む手段が違うだけのことで、図書館システム側では資料コードさえ入手できれば処理が可能なのです。

同様に、館内の一部資料のみをIC化するということも可能です。例えば、参考室だけIC化など。
但し、窓口でリーダライタ処理とバーコード処理の両方を行うことになるので、ミスの誘発や処理の非効率化は否めません。また、利用者用自動貸出機の運用方法にも検討が必要になります。

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Q.F-3.ICタグの価格はいくらですか。

タグの仕様にもよりますが、1枚数十円です。弊社でお見積りをいたしますので、お気軽にお声かけください。

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Q.A-1.現在日図協フォーマットで書き込んでいます。世界標準フォーマット(ISO28560)に変えていきたいのですが、両フォーマットを混在して利用することはできますか。

データフォーマットが混在すると、図書館システムの内部でどちらかのフォーマットに読み替える必要が出てきます。また、日図協フォーマットと世界標準フォーマット(ISO28560)では管理項目が異なるため、単純に読み替えでは済まないケースもあります。
したがって現時点では両フォーマットの混在はできません。
フォーマット変更する場合には、すべてのIC化資料を再度エンコードする必要があります。

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Q.A-2.現在UHF(960MHz)帯のICタグを使用しています。途中から13.56MHz帯に切り替えることはできますか。

UHF(960MHz)帯と13.56MHz帯では周波数帯が異なるため、使用する機器が異なります。したがって、13.56MHz帯に切り替えるためには、タグの張替と新しい機器の導入が必要になります。

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Q.A-3.現在13.56MHz帯のICタグを使用しています。今後のICタグ調達は入札にしますが、同じ周波数帯のICタグならメーカーが異なっても使えますか。

ISO規格に準拠していれば、基本的に問題はありません。しかし、ICODE-SLI(NXP社チップ)とMy-d(インフィニオン社チップ)のICタグを混在して使用した場合、うまく読み込めない事象が発生しています。
ICタグの混在については、次のサイトでご説明しています。
参考:ICチップの混在についてはこちらへ図書館ICタグと機器の調達

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Q.A-4.ゲートとリーダライタの製造メーカーが異なっても使用できますか。

どちらもISO15693規格に準拠していれば使用できます。

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