ICタグの種類
◎『パッシブタグ』と『アクティブタグ』
一般的にICタグには、パッシブタグとアクティブタグの2種類があります。
パッシブタグは電池を内蔵しないもの、アクティブタグは電池を内蔵するものです。
アクティブタグは、電池を内蔵するのでタグ自らが電波を発信できます。
例えば、工場の製品を出荷するときにアクティブタグを取り付けると、製品が運搬中か、倉庫にあるかなどの物流管理が出来ます。
アクティブタグは、この性質上、遠距離まで電波が飛びます。
一方、パッシブタグは電池を内蔵しないので、自ら電波を発信せず、ICリーダーライタが近くにある時に始めて動作します。
パッシブタグは、この性質上、遠距離との通信に向きません。
◎図書館ICタグは『パッシブタグ』
図書館用ICタグには『パッシブタグ』を利用します。図書館では遠距離の電波発信が必要ない、逆に電波の飛びすぎが問題となります。
例えば、利用者が自動貸出機で貸出処理をしているとき、後ろに並んでいる利用者の資料まで読み込んでしまうと困りますよね。
次はICタグと周波数の関係についてご説明します。
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【第1章:図書館ICタグとは】 | 1 | 2 | 3(Now) ・・・ 4(Next) | 5 | 6 |
【第2章:図書館ICタグの選び方】| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
【第3章:ICタグの導入】| 13 | 14 | 15 |
【第4章:IC化の懸案点】| 16 | 17 | 18 |
【第5章:よくある質問】| FAQ |