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ICタグはどこに貼る?


ICタグを資料のどの場所に貼るかは、いくつかの考え方があります。
ICタグは電波を発しますが、電波が干渉すると近くにある他のタグ情報まで読み取ってしまうことがあります。
また、ICチップが破損するとタグそのものが使えなくなるので、損傷しにくい場所に貼る必要も出てきます。

◎考え方①:同じ場所に貼る

TACKPORT LOGO ◆チップの損傷を防ぐため、表紙の裏側に貼付する。
◆貸出機での読み取り精度を上げるため、本の高さの真ん中位置に貼付する。
◆書棚に並べたときタグが手前(背表紙側)に来るよう、背表紙から1センチ程度の場所に貼付する。このことにより、蔵書点検時に書棚の裏側(背中合わせの棚)の資料の誤読を防ぐ。
◆ISO15963に規定されているタグ形状(カードサイズ 86mm×54mm)が使える。

◎考え方②:ばらばらな場所に貼る

TACKPORT LOGO ◆チップの損傷を防ぐため、表紙の裏側に貼付する。
◆ICタグの電波が干渉しないよう、本によって貼る位置を変える。
◆書棚に並べたときタグの場所が不揃いのため、蔵書点検時に書棚の裏側(背中合わせの棚)資料の誤読が起き得る。
◆ISO15963に規定されているタグ形状(カードサイズ 86mm×54mm)が使える。


◎考え方③:バーコードラベルと一体にして貼る

TACKPORT LOGO ◆バーコードラベルが印刷されたICタグを調達し、バーコードラベルの位置にICタグを貼る。
◆バーコードラベルとICタグをそれぞれ貼る必要がないため、装備の手間が半分になる。
◆注文タグになるため、タグの単価が高い。また、裏表紙に貼るため、チップが損傷しやすい。
◆特殊タグなので、ISO15963に規定されているタグ形状(カードサイズ 86mm×54mm)が使えない。

◎考え方④:ページの間に細いタグを貼る

TACKPORT LOGO ◆文庫本や雑誌など折り曲げやすい資料について、細長いICタグを調達し、ページとページの間に貼る。
◆注文タグになるため、タグの単価が高い。
◆特殊タグなので、ISO15963に規定されているタグ形状(カードサイズ 86mm×54mm)が使えない。



「第3章:ICタグの導入」はここまでです。
次章から、図書館にICを導入時に留意すべき点についてご説明します。
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【第3章:ICタグの導入】| 13 | 14 | 15(Now) ・・・
【第4章:IC化の懸案点】| 16(Next) | 17 | 18 |

【第1章:図書館ICタグとは】 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6
【第2章:図書館ICタグの選び方】| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
【第5章:よくある質問】| FAQ |


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