社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.241

おすすめ人 この1冊 こんな本です
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2019.11.20


「世界からバナナがなくなるまえに」

ロブ・ダン/著
高橋洋/翻訳

青土社

バナナが絶滅しちゃうの?

以前、ニュースにもなったので、この話題をご存じの方も多いかもしれません。
バナナには種がありません。
正確には、食品として流通している品種には種が無いそうです。
バナナは、株を分けて増やすそうです。つまり、クローン。
昔と今では、流通しているバナナの品種が違うそうです。
しかも昔のバナナの方が今のバナナより美味しかったそうです。
でも今は流通をしていません。なぜでしょう。
バナナに限らず、普段口にする農作物のほとんどは、決まった品種を大量に生産しています。
病気に強くて、たくさん収穫できて、美味しい品種。
しかし、そこには重大な食品危機が隠れていると本書は警告します。
実際に危機が発生した過去の事例や、科学者たちの奮闘の歴史がスリリングに書かれており、一見難しい内容も楽しく読み進めれらます。

「そういえばニュースで見たぞ」という内容もちりばめられていて、「そういうことか」と思えるエピソードも多いと思います。

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