社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.236
おすすめ人 | この1冊 | こんな本です |
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2019.7.17 |
「はやぶさ、 そうまでして 君は」 川口淳一郎/著 宝島社 |
2592日、それが彼の航海の時間。 60億km、それが彼の旅した距離。 これは、小惑星探査機はやぶさのプロジェクトマネージャが書いた本です。 ISASからJAXAへと進む時代の流れ、NASAとの競争、「はやぶさ」を飛ばすまでの経緯といった他の書物ではあまり書かれないような内容も、プロジェクトマネージャならではの視点でしっかりと書かれています。 発生するたびに、胃のキリキリするような問題。しかし技術者達もはやぶさも諦めません。 読者が何も知らずに読めば絶望するような旅路を、彼らは二人三脚で進みます。 「はやぶさ」は無事にイトカワに到着し、サンプルを地球に持ち帰る事ができるのでしょうか。 技術書では無いので、かなり読みやすい一冊だと思います。 小惑星探査機「はやぶさ」を知っている人にも、知らなかった人にも、読んでみてほしい一冊です。 出版者のサイト |