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2014.3.14


誰も戦争を教えてくれなかった

古市憲寿

講談社
近代国家は戦争のために存在する。
ディズニーランド化する戦争博物館。 シェークスピアも登場人物に語らせているが、戦争は人類が発明した最大のエンターテインメントの1つだと言っていい。

著者は世界のさまざまな戦争博物館を見て回る。
パールハーバーや南京やアウシュビッツをはじめ日本国内も。

あきらかになるのは、日本の戦争博物館(あるいは平和博物館)の異常さだ。 日本の施設の多くは、起きたできごとを事実として残すことに不熱心だ。

戦争を記憶している世代が生きているうちはそれでもよかったのかもしれない。
誰も戦争を知らない時代はどうするのか。どう記憶していくのか。



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