社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.128
おすすめ人 | この1冊 | こんな本です |
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2012.12.20 |
「日本とインド いま結ばれる民主主義国家中国「封じ込め」は可能か」 櫻井 よしこ編 国家基本問題研究所編 文藝春秋 |
一党独裁のまま軍事大国化する中国の「脅威」を、インドも深刻に受け止めている。 そこで、編者らは、インドを訪れ、さまざまな政治家や識者と意見交換をし、今後の日印の対中国戦略論をまとめている。 日露戦争で有色人種でも白人に立ち向かえることを知ったインド。大東亜戦争も、日本の戦いはアジアのための戦いだったとの歴史認識を持つインド。 それゆえに東京裁判でもパル博士は、A級戦犯全員の無罪を主張し、インド議会は今でも広島と長崎の日に黙祷を捧げてくれる。 こうした歴史観の共有にとどまらず、民主主義国としての価値観を共有し、地政学的にも日印は互いに補うべき最善のパートナーだとし、中国対応のため、同じ価値観を持つ他の国々と伴に連携すべきだとしている。 出版者のサイト |