社員が選ぶ 最近読んだ１冊 NO.123
| おすすめ人 | この１冊 | こんな本です |
|---|---|---|
 2012.10.21 |
「純平、考え直せ」 奥田英朗 光文社 |
表紙の絵を掲載できないのが本当に残念。 歌舞伎町のやくざ２年生の２１歳、純平くん。 本書の表紙は純平君の上半身のイラスト～竜と虎を左右にあしらったスタジャン、髪はオールバック、顔に擦り傷があって、キッと前を睨み付けた～ちょっと目が釘付けになる作品です。 タイトルは本文の内容そのまま「純平、考え直せ」。 やくざのヒットマンを任されることになり、懲役７年の覚悟はもちろん、用いられる嬉しさに意気揚々の純平クン。 暗殺前に与えられた自由な３日間を純平がどう過ごすか、記したお話です。 作品中の登場人物はもちろん、読者自身も「純平、考え直せ」と何回もエールを送ってしまいます。さて結末はいかに・・・？ 若者はこうやってやくざになるんだなあとか、人って他人からの信頼や期待に応えたくてそれを糧に生きるものなんだなあとか、いろいろと考えました。純平、頑張れ。 出版者のサイト |