社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.109
おすすめ人 | この1冊 | こんな本です |
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2012.4.10 |
「スターリン 赤い皇帝と廷臣たち(上) 」 サイモン・セバーグ・モンテフィオーリ著 染谷 徹訳 白水社 |
前回につづき、ロシア帝国の滅亡とソ連邦の成立が少しわかった私。 俄然、気になったのはスターリンの存在でした。 いわずと知れたスターリンですが、恐怖政治の権化としてしか認識しておらず、スターリンと取り巻きの人々に関する本書を読んでみました。(4200円もするので図書館から借りることに。図書館はありがたいです!) どんなに恐ろしい人物かと思いきや、人好きのする気配りの人物だったようです。スターリンの病んだ妻、子供たち、取り巻く人間の相関性がとてもよくわかりました。非常に読みやすい本です。 それでも目的のためには手段を選ばず、人民(特に農民)は生き物とみなさず・・・。この時代を生きた人々はどんなに恐ろしかったことでしょう。 出版者のサイト |