社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.102
おすすめ人 | この1冊 | こんな本です |
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2012.3.5 |
「内部被爆の真実」 児玉龍彦(著) 幻冬舎新書 |
「私は国に満身の怒りを表明します」 衆議院厚生労働委員会 「放射線の健康への影響」の参考人として、国の対応を厳しく批判した著者の迫力ある発言をYouTubeで見た。 著者は、東京大学アイソトープ総合センターセンター長兼東京大学先端科学技術研究センター教授で医学者、生物学者。 東大教授でありながら国会で国を批判した勇気と、除染活動に敬意を表する。 「7万人が自宅を離れてさまよっているときに、国会は一体、何をやっているのですか!」 「私は満身の怒りを表明します!」 福島原発事故では広島原爆二十個以上の放射性物質が放出された。 国が「測定と除染」に今すぐ全力を挙げなければ、子どもと妊婦を守れないと指摘。 国会で国の対応を厳しく批判しつつ具体的な提言をしたスピーチを載せている。 さらに 国会でのスピーチに寄せられた疑問・批判への回答。 ヨウ素被曝と子どもの甲状腺がんの因果関係の立証には長い年月がかかることを、今から2年前にすでに警告していた論考。 国会出席を決断するにいたった南相馬でのある1日について書き下ろした「私はなぜ国会へ行ったか」を記している。 出版者のサイト |