社員が選ぶ 最近読んだ１冊 NO.093
| おすすめ人 | この１冊 | こんな本です |
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 2012.2.2 |
「ニサッタ、ニサッタ」 乃南アサ 講談社 |
思わず「がんばれー」と応援したくなる小説です。 片貝耕平、二十代前半のどこにでもいる若者。就職した会社は上司とそりが合わず辞め、次の会社は倒産。その後も何をやっても続かず、本人は不運不運不運の連続と思っている。 とうとう住む場所もなくなり、ネットカフェで寝泊まりし、山手線で昼寝と時間つぶしをする生活。 不運という言い訳はどこまで通用するか、生き方を変える転機はどこで訪れるのか。 ５００ページを超える大作でしたが、耕平君は次にどんな災難にあってしまうのか、やめておいた方がいいあの行動、この行動が気になり、あっという間に読み終えました。 人間ってそんなにすぐには変えられないけれど、３歩進んで２歩下がりながらも、一つずつ学んで少しずつ進んで行くしかないものですね。 出版者のサイト |