社員が選ぶ 最近読んだ１冊 NO.091
| おすすめ人 | この１冊 | こんな本です |
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 2012.2.2 |
「水を打つ」 堂場瞬一 実業之日本社文庫 |
堂場瞬一のスポーツ小説の中で水泳（競泳）を扱った小説。
日本で開催する東京オリンピックで日本競泳メンバーが奮起する一冊。 実際にも北京オリンピックでスピード社のレーザーレーサーというハイテク水着が話題になったが、本書でも日本の水着メーカーが開発したハイテク水着の認可をめぐりさまざまな思惑が展開される。 素人には水着など単なる道具でいかほどの影響力があるものかと思ってしまうが、０．０１秒の速度を縮めることに果てしない努力を続ける選手には大問題だそうだ。 実際、水着に合わせて何カ月も前から調整を進めるそうだ。 本書は水着だけでなく、選手の寿命、引退の決め時、若手のポジション、コーチや監督、メーカーの開発者など、水泳にかかわる多くの人々の本音が描かれていた。 アスリートの気持ちに少しだけ近づける興味深い一冊。 出版者のサイト |