社員が選ぶ 最近読んだ１冊 NO.078
| おすすめ人 | この１冊 | こんな本です |
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 2011.12.9 |
「ひとは情熱がなければ生きていけない －勇気凛凛ルリの色」 浅田 次郎 講談社文庫 |
作家・浅田次郎がどのようにして作家になったのか、何に情熱を注ぎ、何に価値を見出していくかについて、ご自身のことやさまざまな人物に照らし合わせながら、ユーモアたっぷりに語ったエッセイ集です。 浅田次郎さんは、自衛隊出身で大の博打好き、やくざ小説を書くかと思いきや、「蒼穹の昴」「鉄道員」など歴史小説も人情ものもなんでもござれの作家です。 幼い頃、一家が離散し、それでも唯一のわがままと私立名門の駒場東邦中学に入学し１年で退学し、作家になるために自衛隊に入ったそうです。 なぜ自衛隊に入ったか、三島由紀夫に大きな原因があるのですが、その辺りが非常に細かく書かれていました。 何にしてもものすごい努力家である以上に、天才なんだな、この人は。それが本書の感想です。 出版者のサイト |