社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.073
おすすめ人 | この1冊 | こんな本です |
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2011.11.2 |
「臓器農場」 帚木 蓬生 新潮文庫 |
無脳症という状態で生まれてくる乳児がいます。生まれて間もなく死を迎えることになりますが、生まれてすぐ脳以外の臓器は正常です。 一方で臓器移植しか生き続ける見込みのない子供たちがいます。 わが子を救うためならどんなにお金を積んでも健康な臓器がほしい、そういう親たちがいます。 両者が需要と供給の関係を結び、更にそこに金と名誉の利権が絡んだら・・・。 新米看護婦を主人公とするこの作品は、物語自体、帚木氏の作品らしくたんたんと穏やかに進みます。 しかしそこで展開されている内容は、現代社会で起きても全く不思議でない出来事です。 出版者のサイト |