社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.045
おすすめ人 | この1冊 | こんな本です |
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2011.7.25 |
「バッテリー」 1/2/3/4/5/6 あさのあつこ 教育画劇 角川文庫 |
弊社は学校図書館システムを販売していますが、システムデモであさのあつこさんの「バッテリー」を複数の生徒が予約する場面を想定しています。 デモでおなじみ、映画化、ドラマ化されているにもかかわらず、今回本書を初めて読みました。 あさのあつこさんという作家(女優の浅野温子さんとは別人)は、ご自分も3人の息子・娘さんを持つお母さん作家です。 あさのあつこさんは、思春期の子を持つ親に向けた本や記事などメッセージをたくさん出されています。 息子たちが思春期のとき、もっと子育てを楽しめばよかったというあさのさん。YAの代表作家さんの言葉とは思えず、意外に思った覚えがあります。 「バッテリー」に出てくる人物はみんな悩みながら生きています。中学生たちはもちろん、親も教師もおじいちゃんだって、いくつになっても悩みます。 それぞれがそれぞれの立場から悩み、道を見つけ、失敗し、立ち上がり、という姿が、中学生の明るさを通して描かれていて非常に感情移入できる作品でした。 YA小説と侮るなかれ、特に中高生育成中の方、おすすめです。 出版者のサイト |