社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.018
おすすめ人 | この1冊 | こんな本です |
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2011.3.24 |
「蟹工船」 小林多喜二 角川文庫 |
「蟹工船」とは、カニ漁を行いそのまま船の中でカニを加工し缶詰にする漁&工場が一体となった船で20世紀初頭から1970年代まで続いたそうです。 小林多喜二の作品「蟹工船」は、蟹工船で働く出稼ぎ労働者の低賃金、劣悪環境、暴力、虐待、過労、病気、多くの死に直面する姿と、最後に団結しストライキを起こすまでの様子を描いています。 角川文庫から出ている新装版の本書は字が大きく解説も豊富で非常に読みやすい版になっています。 プロレタリア文学代表・小林多喜二は、「蟹工船」発表の4年後、特高警察に逮捕され拷問の末、死亡しています。 出版者のサイト |