社員が選ぶ 最近読んだ1冊-株式会社タックポートNO.209
 

社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.209

おすすめ人 この1冊 こんな本です
Tea
2015.6.22




石塚真一

小学館
2011年に主演・小栗旬で実写映画化された登山救命漫画。

主人公は山岳救助ボランティアをしている青年・島崎三歩。
亡くなった友との約束を果たすため、あるいは妻との思い出を巡って、など色々な思いを抱え日本アルプスへ挑戦する人々と三歩の交流を描いている。

過酷な状況の中での救命活動は時に心を鬼にしなければならない。
2ヵ所で重体事故が起きた時、どちらを優先的に助けるか。
一人しか担いで下山するしかない時、どの人間を選ぶか。

登山のプロフェッショナルでスーパーマンのような主人公だが、こういった場面が多く登場する。
どんなに登山救命に長けていても、人間の力には限界がある。

この作品を読むと山の恐ろしさ、決して生半可な気持ちで登山に臨んではならないと感じる。 一方で登山の楽しみが山に携わる多くの人々によって支えられていること、なぜ危険を冒してまで山へ登る人がいるのかが分かる。

登山大好きな祖父になぜ山に登るのかと聞いたことがあるが「頂上にたどり着いた時の達成感が忘れられない。頂上からの景色がすごい。」と言っていた。
そんな単純な理由で?と思ったが、この作品の登場人物たちも同じ思いで登っていた。 作者も相当、山登りが好きなのだろう。

読んでいると胸が熱くなる素晴らしい作品。


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