社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.104

おすすめ人 この1冊 こんな本です
BJ氏
2012.3.5


「原発のウソ」

小出裕章 (著)

扶桑社
著者は40年間原発の危険性を訴え続けてきた。
噂では、いまだに京都大学で教授になれないのはこのためだという。

この本を読むと原発に関する危険性がよくわかる。
また、著者が除染活動などを精力的に行っているとのことで、敬意を表する。
特に気になったのは以下の項目。

・キューリー夫人も「被爆」で亡くなった
・原発を造るば造るほど儲かる電力会社
 (建設費用(コスト)に利益率を掛けるので、コストが大きくなるほど利益が出る→電気料が上がる)
・原発のコストは安くない
 (使用済み核燃料処理費、事故の補償などが考えられていない)
・大量の二酸化炭素を出す原子力産業 (発電時の前後の工程でCo2を出している)
・地球を暖め続ける原発 (発電時の冷却熱)
・プルサーマルは原発の危険性を飛躍的に増大させる
 (冷却はナトリウム←水を掛けると爆発する)
・「プルトニウム消費のために原発を造る」という悪循環
 (使用済み核燃料を消費するため)
・原発100年分の「死の灰」をため込む六ヶ所再処理工場

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